ペットが亡くなったら
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お別れの大切さ

家族との別れはときに耐え難いものです。
人間も動物も生きていればいつか必ず寿命を迎えるとわかっていても、実際に毎日一緒に過ごした存在がもうこの世界のどこにもいないなんて想像つきません。
だけど、それはおそらく違います。たしかにそこにまだいるのです。
これを読む方が感じている悲しみはその大切な存在の大きさを表しています。
姿こそ見えませんが、一緒に過ごしてきた幸せな時間やもう感じられないのではないかと思うような喜びは決してなくならないのです。
だから現れて消えてしまったのではなく、愛していればこれからもずっと一緒です。
その証拠に心のずいぶん広い面積を占め続けるでしょう。
今は、たまたまちょっぴり離れたことで、胸が疼いて寂しさを感じるのです。
ひと足先に旅行に出かけた大切な家族もあなたを心配していることでしょう。
いや、もしかしたら、次に会ったときはもう二度と離れることがないとわかっているから安心して満足そうに眠っているかもしれません。
もう二度と起こり得ないたった一度の大切なお別れにわたしたちペットセレモニー伝葬は寄り添います。
旅立つペットはどうすればよい?
体を保存するために用意すると良いもの





ほどんどの動物は下記の方法で保存できます。
ただし亀や魚など水のなかに住んでいた動物は体を乾かすとあまりよくない場合があるので注意しましょう。
亀や魚は少し湿ったやわらかい布で包み旅立つまで保存するのが一般的です。
体を保存する手順

1.手や足を優しく折り曲げる
眠ってから時間が経つと体全体が硬くなってしまいます。そのため、まだ温みのあるうちに手や足を優しく折り曲げてあげましょう。
まぶたや口も開いている場合にはそっと閉じてあげましょう。そうすることで外からの影響を防ぎ、美しい状態を保てます。
体は眠りについてから2時間程度で完全に固まります。その際に、もし手足が伸びたままだと旅立つときに炉に入りきらない可能性があるのです。
また、もし固まってしまった場合でも大丈夫です。落ち着いて待っていれば硬直は半日ほどで柔らかくなります。
それから傷つけないよう優しく体勢を整えてあげましょう。
- 硬くなるまえにできれば手足をおりまげてあげる
- 口やまぶたを閉じてあげる

2.毛並みを綺麗にしてあげる
手や足を優しく折り曲げた後は毛並みを整えてあげましょう。家の外に住んでいたら土や細かい葉っぱなどが付いているかもしれません。
なのでまずは柔らかい布やガーゼなどで丁寧に汚れを取り、その後ブラシをかけてあげて毛並みをキレイにしましょう。
作業をしている最中に涙や排泄物などが出てきてしまうかもしれませんが、これは正常な現象です。焦らずに拭きとってください。
- 外で飼っていた動物の場合は柔らかい布やガーゼなどで体を拭く
- ブラシなどで毛並みを整えてあげる
- 目から涙がこぼれることや口から水が出てしまうことがあるのでそのときは拭き取る

3.そっと体を箱に納めて保管する
体がキレイになったら、柔らかい布に包みます。そうしてペットシートや紙を敷いた安全な箱に納めましょう。ペットシートを敷いておく理由は体液が出ることがあるからです。このようにしておくことで体を本来の姿のまま清潔に保つことできます。
- 箱や段ボールに入れるときには下に紙やペットシートを敷く
- 柔らかい布で包んでから入れる

4.体全体をしっかり冷やす
保存の時に一番大切なのは、しっかりと冷やすことです。冷やさないと臭いが出てしまったり、状態が悪くなってしまったりします。
そのままの姿を保ってあげるために保冷剤を当てましょう。
特に気温の高い夏場などはこまめに交換する必要があります。
交換する時に結露が発生していないかを毎回確認し、発生していなくても保冷剤はタオルなどに包んでおくと安心です。
また、体を保管しておくお部屋は涼しい場所が適しています。
「今まで住んでいたところにいさせてあげたい」という方も多くいらっしゃりますが屋外などはもちろん、上階の窓際など温度や湿度が高くなりやすい場所ははあまり相応しくないので避けた方が安心です。
冷やすために送風機やエアコンを使用する場合には、直接風が当たるのを防ぐため、箱に布などをかけておくと毛などが乱れずに済みます。
- とくにお腹や頭などをよく冷やす
- 涼しい場所に置いておく
- 保冷剤は溶けたらすぐに交換して水分が付着しないように布などに包む

5.すきだったものをお供えする
準備が終わって保存可能な状態になったら、箱の傍に好きな食べ物やおもちゃ、思い出の写真などを飾りましょう。そしてできるだけ近くでたくさん話しかけてあげてください。
このときに持って行きたいであろうものも考えてあげて準備しておくとスムーズです。ただし臭いが出てしまったり色が出てしまうものは持っていけません。不安な方は信頼できる業者に相談しましょう。
ペットセレモニー伝葬ではいつでもご相談承ります。何でも構いませんのでお気軽にご連絡ください。
- できるだけ近くにいてあげる
- 箱の外側に飾る
- 旅立ちに備え、持っていくものを準備してあげる
必要な手続き

種類によっては手続きが必要な場合がある
犬の場合には、旅立った際に市町村役場や保健所への届出が必要です。
これは、狂犬病ワクチンと関係があります。30日以内に死亡届を提出し手続きを行いましょう。
ペットが犬以外の場合には、死亡届の提出は必要なく、このような手続きはありません。
ただし、ペット保険などに加入している場合には別途必要な手続きがあることも考えられます。事前に保険会社などに確認しておきましょう。